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戦国時代の足軽から総大将まで年収はどのくらい?足軽大将・侍・侍大将の収入差をわかりやすく解説

 

戦国時代の年収は、足軽と総大将では比較にならないほど差があります。

ざっくり今の金額に置きかえると、

  • 足軽:60万円前後
  • 足軽大将:300万〜500万円前後
  • 侍:120万〜600万円前後
  • 侍大将:1,000万〜3,000万円前後
  • 総大将:1億円以上

の感覚です。

同じ戦場に立つ人でも、足軽、足軽大将、侍、侍大将、総大将では役割も部下の数もまったく違います。

いちばん下の足軽は食べていくだけで精いっぱいのこともあります。上へ行くほど、部隊を率いる責任や家臣を抱える負担が増え、そのぶん収入も大きくなります。

この記事では、戦国時代の各階級の年収感を、今の金額イメージでわかりやすく整理します。あわせて、それぞれがどんな立場だったのか、どのくらいの人数を率いていたのかも見ていきます。

お金の流れで見る戦国時代

戦国時代の年収をざっくり一覧で見るとこうなる

まずは全体像です。細かい例外はありますが、記事としてつかみやすい目安にすると次のようになります。

立場  ざっくり年収 主な役割 率いる人数
足軽 60万円前後 実働の一般兵 なし
足軽大将 300万〜500万円 足軽隊の現場指揮官 30〜50人
120万〜600万円 主君に仕える家臣 数人〜十数人
侍大将 1,000万〜3,000万 部隊を統率 数十〜数百人
総大将 1億円以上 最高指揮官 数千〜数万

この数字は、石高や扶持を今の米価ベースでざっくり年収換算したものです。

現代の会社員の給料とは違い、住まい、装備、家臣の維持費なども含むので、手取り年収のようには考えられません。

とはいえ、立場による差の大きさを見るにはかなりわかりやすいです。

そもそも戦国時代の年収はどうやって考えればいいのか

戦国時代には、現代のような月給制がきれいに整っていたわけではありません。

収入は、金ではなく米や扶持、石高で表されることが多く、出陣中の食料支給や褒美で成り立っていることもありました。

そのため、この記事では「1石を今の米価にざっくり置きかえる」という考え方で見ていきます。

たとえば、

・5石で約60万円前後
・30石で約360万円前後
・100石で約1,200万円前後
・300石で約3,600万円前後
・1,000石で約1億2,000万円前後

という感覚です。

もちろん、これは厳密な数字ではありません。ですが、足軽と侍大将では生活の見え方がまるで違う、という大きな差をつかむには十分です。

足軽の年収は60万円前後で、かなり苦しい水準だった

足軽は、戦場で実際に槍や弓を持って戦う一般兵です。戦国後期になると専門性のある兵としての性格が強まりますが、それでも上の階級と比べると待遇はかなり低いです。

ざっくり年収でいえば、足軽は60万円前後の感覚です。

これは、下級の足軽を5石前後で見るイメージに近いです。もちろん、全員がきっちり5石取りだったわけではありません。飯の支給や手当が中心で、まとまった石高を持たない者も多かったはずです。

つまり、足軽は「戦う人」ではありますが、暮らしぶりとしてはかなり厳しい側です。いまで言えば、最低限の生活はできても余裕はほとんどない水準と考えるとわかりやすいです。

足軽は無理やり集められた人ばかりではない

ここは少し誤解されやすいところです。足軽の中には、ただ村から無理に出された人だけではなく、継続して主君に仕える兵もいました。

つまり足軽は、

・臨時に動員された百姓に近い足軽
・継続して兵として働く本職の足軽

が混ざっていたと考えたほうが自然です。

そのため、同じ足軽でも待遇には差があります。ただ、記事として大づかみに言えば、平の足軽はかなり低収入だったと見て問題ありません。

足軽大将の年収は300万〜500万円前後で、現場の責任者クラス

足軽大将は、平の足軽ではありません。足軽をまとめる指揮官です。前線で部隊を動かし、進むか退くか、どこに配置するかを判断する現場の責任者でした。

ざっくり年収換算すると、足軽大将は300万〜500万円前後の感覚です。

これは、数十石級で見るとしっくりきます。たとえば30石なら約360万円前後です。そこから少し上下があって、だいたい300万〜500万円ほどのイメージです。

平の足軽と比べるとかなり上ですが、侍大将ほどの別格ではありません。あくまで「前線の管理職」です。

足軽大将はどのくらいの人数を率いたのか

足軽大将が受け持つ人数は、全国共通で決まっていたわけではありません。ただ、記事でイメージしやすく言うなら、30〜50人前後の足軽隊を束ねる立場として見るのがわかりやすいです。

小さすぎず、大きすぎず、現場でしっかり顔が見える規模です。いまで言えば、現場リーダーや小隊長に近い存在です。

足軽大将は兵士なのか、それとも武士なのか

足軽大将は、ただの兵士というより、武士側の現場指揮官と見たほうが近いです。特に戦国後期から近世にかけては、足軽を率いる側として、よりはっきりした武士身分に近づいていきます。

その意味でも、足軽大将は「戦うだけの人」ではなく、「人を率いる立場の人」でした。

侍の年収は120万〜600万円前後で、かなり幅がある

侍といっても、全員が裕福だったわけではありません。戦国時代の侍は、主君に仕える家臣ですが、その中には下級の者から有力な者までかなり幅があります。

そのため、侍の年収は120万〜600万円前後と、かなり広めに見ておくのが自然です。

10石なら約120万円ほどです。50石なら約600万円ほどになります。このくらいの幅を持たせると、下級侍から中堅の侍までをざっくりおさえやすいです。

侍と足軽の違いは何か

いちばん大きい違いは、「家臣として継続して仕える立場かどうか」です。

侍は、主君の家臣として家単位で仕えます。戦のときだけではなく、平時も奉公し、場合によっては支配や行政にも関わります。足軽は、より実働寄りの下級兵です。

つまり、

・足軽は兵士
・侍は家臣

という違いで見ると、かなりわかりやすいです。

侍は家族を養えたのか

侍は足軽よりは安定しています。ただし、下級侍だと楽ではありません。10石や20石では、見た目の数字ほど余裕は出ません。家族の人数、住まい、家臣の有無で生活はかなり変わります。

そのため、下級侍は「なんとか家を保つ」感覚に近く、中堅以上になるとようやく少し余裕が見えてきます。

侍大将の年収は1,000万〜3,000万円前後で、有力家臣の世界に入る

侍大将になると、ただ戦う人ではなく、まとまった部隊を率いる有力家臣になります。戦場での働きだけでなく、家臣団の統率や領地経営にも関わることがあり、責任は一気に重くなります。

ざっくり年収換算でいえば、侍大将は1,000万〜3,000万円前後のイメージです。

これは100石で約1,200万円、300石で約3,600万円という見方に沿っています。記事としては、このあたりを目安にすると読みやすいです。

侍大将はどのくらいの人数を率いたのか

侍大将が率いる人数は、家格や軍の規模でかなり変わります。数十人から数百人、もっと大きい場合もあります。

足軽大将が30〜50人ほどの現場部隊を率いるイメージだとすれば、侍大将はその上で複数の部隊を動かす層です。現場指揮だけでなく、戦の流れを左右する立場です。

侍大将はかなり豊かだったのか

数字だけ見れば、かなり上です。ただし、ここで注意したいのは、侍大将の収入には家臣や従者、軍馬、武具、屋敷の維持なども重くのしかかることです。

なので、1,000万円や2,000万円という数字だけで「現代の高年収サラリーマンみたいな暮らし」とは言えません。それでも、足軽や下級侍とはまったく違う世界だったことは確かです。

総大将の年収は1億円以上で、もはや別格だった

総大将は、軍全体を率いる最高指揮官です。戦場でいちばん上に立つ存在であり、戦の成否を左右する立場です。

ざっくり年収換算すると、総大将は1億円以上のクラスです。

1,000石で約1億2,000万円前後という見方をもとにすると、総大将がその上の水準にいることも珍しくありません。大名本人が総大将なら、さらに上の世界です。

総大将はどのくらいの人数を率いたのか

総大将は、数千から数万規模の軍勢を率います。もちろん戦によって違いますが、足軽大将や侍大将とは比べものにならない規模です。

つまり総大将は、ひとつの部隊の責任者ではなく、戦全体を動かすトップでした。

総大将の収入は個人の年収というより経営資源に近い

ここはかなり大事です。総大将クラスになると、もはや「個人が自由に使えるお金」として考えるのは無理があります。

領地を維持し、家臣を養い、軍を動かし、政治もまわす必要があります。そのため、総大将の収入は年収というより「巨大な組織を支える資金力」に近いです。

足軽から総大将まで、なぜここまで年収差がつくのか

ここまで差がつく理由は単純です。立場が上がるほど、

・率いる人数が増える
・責任が重くなる
・家臣や部隊を維持する必要がある
・政治や支配にも関わる

からです。

足軽は自分ひとりが戦う実働兵です。足軽大将は数十人を動かします。侍大将は複数の部隊を率います。総大将は全軍を背負います。

つまり、年収差は単なる身分の差というだけではありません。どれだけ多くの人と資源を動かしていたかの差でもあります。

戦国時代の年収を現代と比べるときの注意点

ここまで「年収〇〇万円」と書いてきましたが、これはあくまでわかりやすくするための目安です。

戦国時代は、

・現金ではなく米や扶持が中心
・住まいや装備負担がある
・家臣や従者の維持費がかかる
・戦時の褒美や臨時収入もある

という時代です。

そのため、現代の会社員の手取りと同じ感覚では見られません。記事の読み手にも、その点はひとこと伝えておいたほうが親切です。

たとえば、こんな一文を入れておくと自然です。

※年収は石高や扶持を今の米価ベースでざっくり換算した目安です。実際は住まい、装備、家臣の維持費などもあるため、現代の手取り年収と同じ意味ではありません。

まとめ

戦国時代の年収をざっくり今の金額に置きかえると、足軽は60万円前後、足軽大将は300万〜500万円前後、侍は120万〜600万円前後、侍大将は1,000万〜3,000万円前後、総大将は1億円以上の感覚です。

同じ戦場にいるように見えても、足軽と総大将では立場がまるで違います。足軽は実働兵です。足軽大将は現場の責任者です。侍は主君に仕える家臣です。侍大将は有力家臣として部隊を率います。総大将は全軍を動かす別格の存在です。

数字はあくまでざっくりですが、こうして並べると、戦国時代の身分や役割の差がかなり見えやすくなります。年収だけで見るより、「何人を率いていたのか」とあわせて見ると、戦国の軍のしくみがぐっとわかりやすくなります。

1週間でわかる戦国時代

 

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